リリース 3.10.3
概要
SDKバージョン 3.10.3 では、Toon Standardの改善、VRCRaycastコンポーネントの追加が行われ、UdonからVRC+のサブスクリプション状態を取得できるようになりました!
機能
- VRCRaycastコンポーネントを追加しました。
- ワールド内のコライダーやプレイヤーに対して、アバターからレイ(光線)を飛ばすことができます。レイキャストがヒットした位置にTransformが配置されます。
- これはFinalIKと同様の機能を提供しますが、より最適化されており、使いやすくなっています。
- Toon Standardシェーダーが「Color Mask」プロパティをサポートしました。
- RGB(A)マスクテクスチャに基づいて、異なるTint値を適用できるようになります。
- 各チャンネルには、追加でEmissionを設定可能です。
- 追加のTintは、Multiply(乗算)モードおよびAdditive(加算)モードで適用できます。
- アルファチャンネルのないカラーマスクでは、混乱を避けるため4番目のTintオプションが自動的に無効化されます。
VRCPlayerApiにisVRCPlusプロパティを追加しました。これにより、UdonからユーザーがVRC+サブスクリプションを有効にしているかどうかを確認できます。
修正と変更
3.10.2以降、ClientSimでStringおよびImage URLの読み込み機能が動作していなかった不具合を修正しました。- ミラーのレンダリングは、2026.1.3 クライアントの挙動に合わせるため、
OnWillRenderObjectではなくCamera.onPreCullで実行されるようになりました。
「 3.10.3-beta.1 」から「 3.10.3-beta.2 」までの修正と変更点3.10.3-beta.1「 3.10.3-beta.2 」からライブ環境までの修正と変更点3.10.3-beta.2
- VRCRaycastの改善点:
- エディタのギズモの色を青からオレンジに変更しました。
- VRCRaycastによって設定されるアバターアニメーターパラメーターを追加しました:
{Name}_Hit: レイがコライダーに当たっている間はtrue、当たっていない間はfalseに設定されるブール型パラメーター。{Name}_Ratio: レイキャストの最大距離に対する比率を示す0から1の範囲の浮動小数点数。例えば、レイの最大距離の50%の位置でヒットした場合、この値は0.5に設定されます。{Name}_Distance: レイが何かにヒットするまでに進んだ実際の距離(ワールド単位)を示す浮動小数点数。
- Snap on Missに設定してレイが外れた際に、結果のトランスフォームが誤った方向を向いていた不具合を修正しました。
Positioning On Missの名称をBehavior On Missに変更しました。これは、Apply Rotationがオンの際にこのオプションが回転にも影響することをより正確に反映するためです。- ドメインリロードを無効にしたSDKプロジェクトにおいて、VRCRaycastが正しく動作するように修正しました。
- コンポーネントがアタッチされているトランスフォームのZスケールに合わせて、レイキャストの距離を変化させるオプションを追加しました。
- 最大距離は引き続き1000単位に制限されます。
- ユーザーが作成したSDKツール向けに、レイキャストコンポーネントの
publicなC#プロパティを追加しました。
「 3.10.3-beta.1 」から「 3.10.3-beta.2 」までの修正と変更点3.10.3-beta.23.10.3-beta.2 からライブ環境までの修正と変更点
- アバターのアニメーターパラメーターで代用可能となり不要になったため、VRCRaycastから
Disable On Missを削除しました。
既知の問題
- ビルド中に稀に「All pipe instances are busy」というエラーが表示されることがあります。これはUnity側の問題です。エディターを再起動して再度試してください。
