リリース 3.8.2
概要
SDK バージョン 3.8.2 では、ワールドへのスポーン半径設定の追加、Item Unity レイヤーの VRChat クライアントとの同期、およびいくつかの問題修正が行われました。
修正と変更点
ワールドクリエイター向け
reserved3Unity レイヤーは名称がItemに変更され、VRChat クライアントと一致するように物理衝突マトリックス(physics collision matrix)が設定されました(アイテム同士のみが衝突するようになります)。- ワールドでプレイヤーのスポーン半径がサポートされました!
- SDK で シーンディスクリプタコンポーネント内に円形の
Spawn Radius(スポーン半径)を定義できるようになりました。この半径はすべてのスポーン地点に適用され、シーンビューでスポーン地点を選択すると半径が可視化されます。 - スポーン半径のデフォルト値は、新規ワールドに対して
0.2mです(デフォルトの VRC ワールドシーンテンプレートで定義されています)。 - プレイヤーはこの半径内でランダムにスポーンします。半径が
0に設定されている新規および既存のワールドでは、これまで通り正確にスポーン地点でプレイヤーがスポーンする挙動が維持されます。
- SDK で シーンディスクリプタコンポーネント内に円形の
VRCImageDownloaderのDownloadImage()メソッドが、イベントレシーバーなしでUdon Sharpから呼び出された際に例外が発生する問題を修正しました。VRCObjectPoolのStartPositionsおよびStartRotationsが、Udonクラスの露出ツリーウィンドウに表示されてしまう問題を修正しました。- Scene Descriptorがない場合にClientSimでプレイモードに入れない問題を修正しました。
アバター制作者向け
- SDK上でアバタータグを編集できるようになりました。
- ヒューマノイドアバターがネストされたアーマチュア(入れ子状の骨格)を持つ場合に、アップロードを阻止する検証エラーを追加しました。
- 「ネストされたアーマチュア」とは、アーマチュアのルートが、アバターのAnimatorを持つGameObjectの直接の子ではない状態を指します。このような構成のアバターは、以前からVRChatで他のユーザーから見た際、アニメーションが再生されないという問題がありました。
- 具体的には、ルートにある
AnimatorのavatarRootが、VRC_AvatarDescriptorと同じトランスフォームではないことを意味します。 - これはサポートされていない構成です。
- VRChat SDKのBuildパネルを開いても、空の「VRC Per-Platform Overrides」コンポーネントが作成されないようになりました。
- アバターからすべての プラットフォーム別オーバーライド が削除された場合、「VRC Per-Platform Overrides」コンポーネントも自動的に削除されるようになりました。
3.8.2-beta.1 からライブ版までの修正と変更点3.8.2-beta.1ライブ版
Toon Standardシェーダーのアップデート:- 「Outline from Albedo」が Tint や Vertex Color(有効な場合)を考慮しない問題を修正。
- 「Cull Off」(両面表示)のマテリアルで、裏面の法線マップが反転する問題や、アウトラインが意図せず表示される不具合を修正。
- SDK Build Panel のパフォーマンスランクに関するメッセージを更新し、あくまで推定値であることを明記しました。
- プライベートアバターIDを持つアバターペデスタルのメッセージを、より正確な表現に調整しました。
- Udon Graph エディターのサイドバーで、すべてのカスタムイベントが再び表示されるようになりました。
VRC Scene Descriptor内のいずれかの Spawn が原点から離れすぎている(いずれかの軸で1000ユニット以上)場合に警告を表示するようになりました。- プレイヤーをこれほど遠くに移動させると、レンダリングやUI操作に問題が発生する可能性があるため推奨されません。
既知の問題
- 稀に、ビルド中に「All pipe instances are busy」というエラーが表示されることがあります。これはUnity側の問題であり、エディタを再起動して再度試すことで解決します。
